トンボは、「勝ち虫」ともいい、
勝利を呼び込む縁起ものとして
着物や和小物の柄によく使われています。


『勝ち虫があるなら、勝ち草もある?』


はい、ちゃーんとありました。


沢瀉(おもだか)といって、
水田などに自生する多年草でした。


葉が矢じりの形に似ていることから
鎌倉時代には武家に好まれ、
鎧などの武具にも施されていたそうです。


昔むかし或る合戦のお話。
毛利元就が川を渡ろうとした時、
水際の沢瀉にトンボが止まっていた。
元就はそれを見て「勝ち草に勝ち虫あり」と
敵を攻め勝利し、以来家紋を沢瀉とした。


私の場合、
歴史はとても苦手な分野ですが、
着物やドラマを通して学んでいます(笑
 
 
ということで、
明後日の交流会には
オモダカの帯とトンボの帯揚げの組み合わせで。
 
 
戦いにいくのではなく、縁起担ぎとして、ね。