「由樹子さんは、花を愛でる人かな?」


初老の紳士から、
とても大きなアジサイの鉢植えをいただきました。


『はなをめでる』


・・・なんて美しい響きの日本語でしょう。


言葉に命がすうっと吹きこまれるようで、
五感でさらにイメージがひろがり、
あじさいの花びら1枚1枚が愛おしくなります。


時代の流れと共に
新語や若者言葉がどんどん生まれる中、

ふと、本来の日本語を想う時があります。


短大生の頃は古文が好きで専攻していました。

「令和」が万葉集から引用されたと知った時は、
本当に心からうれしく思いました。


美しい言葉を話せる人は、きっと心も美しい。
これは私の持論です。


毎朝アジサイを眺めては
語りかけるのが日課になってきました。


「おじいさん、私は花を愛でていますからね。」


おかげさまでここ最近は
穏やかな朝を迎えることができています。


すべてにおいて感謝したくなるほどに。。。