『愛し恋し(いとしこいし)』という名の帯です。


前帯の、
 
藤の花びらが「い」に見えて

それが10枚あって「とぉ」

まん中の花茎を「し」と読みます。

なので「いとし」=「愛し」
 

そして後ろの帯の柄には
 
小石がコロコロ=「恋し」
 

粋なダジャレの染帯なのです。
 

真面目に考えたとは思えないけど、
でも絵はとても丁寧に描かれていて
ぐーっと引き寄せられてしまいます。
 

花の命は短くて、
時期を逃すと次の年まで出番がありません。
 

なのでこの帯は今、
壁にかけてタペストリーにしています。
 

小さなギャラリーコーナーですが
日本の情緒を思う存分に楽しんでいます。

 
そこはちょっとした贅沢な空間でもあり。。。
 
 
愛し恋し、愛してやまない藤の帯、なぁんてね。